第17作 collage

授業「コレクションワーク」において、メンズのTシャツ・パンツ・ジャケットを作りました。コレクションテーマは『ダダイズムと希望』

忌々しい過去を乗り越え、明るい未来に希望を持って生きていくというコンセプトです。

ダダイズムは既成の秩序や常識に対する否定、攻撃、破壊を大きな特徴としています。

一見とても乱暴的に感じますが、争いあう人間たちの理性を批判し、平和を願う運動でもあると解釈できます。

私たちはこの芸術性をファッションに取り入れます。

「否定・攻撃・破壊」というネガティブなイメージを「着る」というポジティブな行動にする事で忌々しい過去を乗り越え、希望を持って生きて行くというコンセプトを表現します。

ダダイズムをどうデザインに表現するのかということについて、私達は「原型が保たれていないほど、形が変わってしまっていること」とダダイズムを定義づけました

また、偶然の法則に従って配置されたもの、例えばプリントを無造作に丸めて、それを戻したときについたシワをデザインにしたり、 そういった思いがけない偶然のデザインを使うことに よって、自分たちなりのダダイズムを表現しました。



ジャケット、Tシャツの上部には、光や希望を連想させる線で箔プリントで入れました。フラッシュを焚くと、反射してとても映える一着。

ダダイズムテキスタイルを上下の素材にインクジェットでプリントし、インパクトのあるデザインにしました。

写真をプリントアウト、撮影を 何度も繰り返し、壊していきました。最初の原画と完成したものでは、しわが入っていたり、画質があらくなっています。フェイクニュースなど、正確性のない情報が出回っていること、情報の信憑性がなくなっていることを表現しています。

いち乃

ichino… 服飾学生で面白がりやの21歳です

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